5五の龍(9)

家庭の事情で一度は奨励会をやめることを決意し、ヤクザとつるんで素人から金を巻き上げていた高美濃。
しかし竜の説得で、真剣師に身を落とす一歩手前で復帰する。
そして高美濃の復帰第1戦の相手は奨励会入会を果たした穴熊の弟・虎六だった。
復帰戦を飾った高美濃だが、一方仲間の角道は負けが込んで…。
山で遭難し、重症を負った角道は奨励会を退会する。
穴熊、角道、高美濃…、厳しい勝負の世界で次々と仲間たちが振り落とされていく。
そして二級昇格がかかった対局。
竜は自分が将棋の世界に入るきっかけとなった宿命のライバル・桂と対局する。
その勝負の行方は…? つのだじろう入魂の将棋コミック、完結!舞台は東北の小藩、海坂(うなさか)藩である。
ある朝、小川のほとりで蛇に咬まれた隣家の娘を少年が救う場面から、この物語ははじまる。
清流と木立に囲まれた、静かな城下組屋敷。
少年の日の淡い恋と友情。
そして突然の、父の非業の死。
微禄の武士となった青年は、ふりかかる悲運と闘い、父の仇を討つべく、己を鍛えつづける。
いまや遥かな存在となった初恋の女性への思いを胸に……。
ドラマ・映画の原作にもなった、藤沢作品の代表的傑作。
「腹のことを考えない人は、頭のことも考えない」。
S・ジョンソン博士のこの痛烈深遠な格言にみちびかれてくりひろげられる、古今無類、かつて試みられたことのなかった食談の名品。
いにしえの王者の食卓をも凌駕する絢爛なフランス料理、賢者の知恵を凝縮したかのような中華の精進料理、さらには究極の内臓料理、はては人肉嗜食にいたるまで、食の諸相、その愉悦、その深淵、その極北をあますところなく描き尽した。
情熱、体験、描写……いまだ凌駕されざる巨人・開高健の一冊。
植村直己はいかにして冒険家になり、いかにして「世界のウエムラ」になったか? ひとりの腕白少年が、大学へ進んで美しい山々と出会い、無一文で日本を脱出、ヨーロッパに渡りアルバイトをしながら、ついに五大陸最高峰のすべてに登頂を果たす。
さらには南極大陸単独横断という目標めざして、アマゾンのイカダ下りなど過酷なまでの試練に次々と挑戦する――。
大自然の中の「何か」に挑まずにはいられなかった冒険家が、みずからの型破りな青春を語り尽した感動篇。
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